ペンホルダー兼ブックバンド

 私の手帳好きを知っている手先の器用な友人からプレゼントを戴いてしまった。手作りのペンホルダー兼ブックバンドである。
 ペンを2本挿せる革バンドを棒ゴムで手帳に取り付けできる品だ。早速、来年用のダイスキンに取り付けてみた。

ペンホルダー兼ブックバンド

 本来は手帳が開かないようにゴムは手帳の外側にかけるのだと思うが、ダイスキンには既にその閉じゴムはあるので、堅い表紙に取り付けた。すると書くときにも、このバンドを外さなくてよい。(^o^)わははは…

 手帳に筆記用具が常に附いているというのは、実に安心感がある。特にカバンの中に手帳を放り込んでおく時は取り出すときに別々に探さなくてよいので気分が良い。(^^)v

細軸12mmの多機能ペンSLIMO

 老舗のサクラクレパスから、細軸12mmの多機能ペンSLIMOが出ている。4色のボールペンとシャープペンシルで500円の標準的で安価な多機能ペンだが、細軸12mmというのが他に例を見ない。5軸だと大抵は軸径14mm以上で、ごつくて場所ふさぎで、握りが太くて細かい記入に向かない。細軸12mmで細くて軽いのは素晴らしい。下がその細軸12mmの多機能ペン「SLIMO4★1」、上は比較用の「三菱ジェットストリーム4&1」である。
細軸12mmの多機能ペンSLIMO
 シンプルでてらいがないデザインでカラフルと私の好みだが、残念なことに普通の油性芯である。しかも細身の独自仕様の芯なので、他社のソフトインク芯や極小ボール芯が使えない。この芯はペンテルの細軸11mm4色ペン「ローリー4c」と互換性はあるが、ちょっと特殊な芯なのだ。が、まあ、余計な煩悩を起こさなければ、不満もなく、ごくごく普通に使える良い芯である。
 ただ、置いている店は少ない。激戦区のボールペンは3強のゼブラとパイロットと三菱だけでも、沢山の種類が出ているので、レースに出場することさえ厳しいのである。

短型4色ボールペン@百均

 以前から短型(ショート・タイプ)のボールペンが好きである。普通のペンは大体全長14cmである。これに対し私の言う短型は、全長12cm程度のものだ。普通の物は大体胸ポケットに縦にさす。他のポケットでは、長すぎてうまく収まらず、横になっていると折れそうで気になる。これに対し12cm ものは、収納場所や縦横を選ばない。だいたいどこでも収まってしまう。
 しかも、使い勝手は短いと言っても他のペンと異なるところはない。多色ペンなどは上部のボタンの操作性もよく、なぜこの手の品が多くないのか不思議で仕方がない。
 これまで、 短型4色ボールペンは以前紹介したトンボ・リポーター4・コンパクトしかなく、数本買いだめしてあった。

 ところが、新種を発見したのである。
 
短型4色ボールペン

 そこで、年末に気になっていたこの短型4色ボールペンを購入した。美しいスタイルで書き味も上々、とても百均で2本入りの品とは思えない。(^o^)わははは…
 数年前の百均のボールペンと言えば、中国製で、インクは固く、ボールの精度は低く、書き味など評価できるものではなかった。ところが素晴らしい進歩である。基本的には日本製に追いついてしまった。かっての日本製品がアメリカで粗悪品の代名詞だった時代を乗り越えて、圧倒的な信頼を勝ち得たように、中国や東南アジアの製品は長足の進歩を遂げている。
 ところで、日本国内には反中や嫌韓といった動きもあるようだが、相手が国力を着けて強気の時に事を荒立てても意味はない。すでに日本はこれらの国無しでは、経済が成り立たない。相手側もそうである。事を荒立てず、相互交流を図って、双方の利益の出るタイミングで決着を図るしかあるまい。(^^ゞ

 このボールペンは、取り回しがよく、細身で、グリップのゴムもないから、手帳のペンホルダーに挿すには最適でもある。換芯の長さは一寸特殊だが、規格は普通の油性ボールペン芯なので、他のボールペンで途中まで使った芯を短く切れば問題ない。

ラミーピコに替芯4Cを使う

 またまたボールペンを増やしてしまった。(^^ゞ
 伸縮型小型ボールペンLAMY PICOである。尻をノックすると、先端が出ると共に9cmの全長が12cmに伸びる。この仕掛けが楽しく、小さいくせに軸は太く標準サイズのペンに負けない堂々たる筆記感がある。
 しかし、お値段が高くて定価で7千円ほどもするので、いまさら買う気はなかったのだが、最近のユーロ安のせいか3千円ちょっとで、並行輸入品があったので、つい手に入れてしまった。(^^ゞ
 しかし、最近の国産のボールペンのリフィルがあまりに素晴らしいので、海外製品を使うと少々不満がある。書き出しでかすれるし、小さい字を書くにはインクの粘性が高すぎる。そう思いながら使っていると、ふと気が付いた。

 このリフィルの先端部分は多色ボールペンに使われている。ゼブラ4C型と同じ物ではないのか。比べてみるとその考え方は間違いではないようだ。例によって、Picoのリフィル室後部にもボディに小穴があって、芯の少々の全長の長さは吸収するゆとりがありそうである。
 まず、4Cのボディにガムテープを巻いて、Picoに装填されているリフィルM22の太さと首の長さに合わせて調整する。首元には外形6mmの金属ワッシャーをはめてみた。

 下の写真の一番下から、元の4C芯、ガムテープを巻いた改造4C芯、オリジナルのM22芯、伸ばした状態のLamyPico本体である。
LamyPicoとそののリフィルM22及び改造4C替芯
 これで、ボディに装填してみたが、わずかながら改造芯の全長が長すぎるようで、尻をノックしても押し込み長不足でロックが外れず全長が伸びない。(^o^)わははは・・・ しかし芯を入れるときにねじ込む首の部分を少し緩めてやるとロックの外れるところまで押し込めて、上手く動く。やはり4C芯の全長そのままでは長すぎるようだ。しかし、尻に出ている部分を数㎜切り取れば問題はないようだ。

 まあ、これで何時でも国産芯改造で使えることが判ったので、安心である。ドイツの芯もまだまだ使ってみたいので、今日の実験はここまでにしておこう。

 P.S. …その後、少しガムテープを調整すると軸は伸びるようになったが、今度は収納時でもペン先が少し出てしまう。(^^ゞやはり4C芯は切らなければならないようだ。(^o^)わははは・・・

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超極太ボールペン1.6mm芯

 急に思いついて、超極太のボールペンを買ってきた。
 パイロットのスーパーグリップ1.6mm(105円)である。
 ちまちまとノートにいろいろ記録を書いているうちに、もっと伸びやかに文字が書きたくなったのである。
 書いてみると気持ちがよい。ぬるぬるぬらぬらと、制約無く書いてみる。人間の発想も使う道具で変わるようだ。
超極細から超極太まで先端のボールを並べてみる。
 写真は、超極細から超極太まで、先端のボールの大きさを比べるために手持ちの芯を並べてみた。左端が超極細0.38mmである。右隣が最近よく使っている極細0.5mmである。その右が現在一般的な事務用細字ボールペン0.7mm、右端が今回買ってきた超極太1.6mmである。右端だけ同じボールペンとは思えないほどでかい。(^o^)わははは・・・
 ボールペンはこのボールが油のインクをまとって、紙の上を転がって字を書いていくわけで、右端ぐらい径が大きいと、指先は本当にボールの上に乗って転がっていくような感じである。きつねが憑いたコックリさんのように好きなように暴走する。これはなかなか気持ちがよい。描線も太いから、小さい字を書いていては白地が潰れてしまうので、宛名書きのような堂々とした文字で、バンバン書いていくことになる。

 この気持ちよさは何故かというと、極細のボールペンのペン先のボールは、書こうとする紙に筆圧でめり込んで、除雪スカートをはいたラッセル車のようになってしまうのに対し、接地面積の広い超極太は、紙にめり込まないから筆記抵抗が少ないのである。細字のボールペンが砂漠を行く原付スクーターのタイヤぐらいのボールチップだとすれば、超太字のボールペンは米軍用車スタイルのGMハマーぐらいの大型タイヤなのだ。文房具好きの口からは海外の筆記用具の書き心地がいいという話が良く出てくるが、これは海外の筆記用具の先端が極太、かつ、紙に滲むほどインクたっぷりだからであると、私は思っている。
 日本人は、画数の多い漢字を、アルファベット用に作られた横書き罫線ノートにちまちま書くから、筆記用具はみんな細書きになってしまう。海外のボールペンを買うとだいたい中字と呼ばれるボール径1.0mmの芯が付いてくるが、ホテルでカード払いのサインなどするには良いが、とてもではないが、日本の能率手帳などに書き込むには文字が潰れて役に立たない。日本人も巻紙で手紙などを書くのであれば、文字がでかいので、筆記具は矢立の墨と筆でよいのであるが、それでは携帯性が悪い。やはりポケット手帳に極細字のボールペンが便利ということになるのである。

 しかし、極太字のボールペンは、細かい書き込みには不適当だが、ポストイットにメモしたり、すばやくアイデアを書き付けるには、視認性も良く実に頼もしい。時々はせこい生活を止めて、罫線のない大型ノートに超極太のボールペンで、堂々と思いつきを書くべきであろう。その程度の贅沢はできるはずだ。(^o^)わははは・・・

 参考のためにパイロットのボールペンの芯サイズと呼称を書いておこう。
  0.38mm 超極細 UF
  0.5mm 極細  EF
  0.7mm 細字  F
  1.0mm 中字  M
  1.2mm 極太  B
  1.6mm 超極太 BB

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4色ボールペンの使い方

 最近、日記・手帳・ノート・読書等に4色ボールペンが手放せない。メモを常に取りながら暮らすようにしているので、同じ紙面にグチャグチャといろいろなことを書き込んでしまうし、それを見ながら補足したり感想を加えたりする。するといろいろな色が必要になるのだ。
4色ボールペンの頭部 ボールペンの芯は三菱のジェットストリームの0.5mmのボールポイントがお気に入りだが、本体として気に入っているのはゼブラのクリップオンスリムである。このボールペンの良いところは、なにより、4色にしてはスリムなボディで、私にとって最も持ちやすいことにあるのだが、それに加えて、黒の芯の出し入れがクリップに割り当てられているので、頭部のデザインがスッキリしていて、三色の色分けが明快なことだ。このため、非常に使いやすい。
 残念なのは0.7mmの普通の油性ボールペンなので、細かい文字は少し書きにくい。しかし、そのぶん芯のコストも安く、インクも長持ちするので経済的なペンである。

 色分けについては、あまり気にしてはいないが、黒又は青が通常の筆記で、赤は重要なこととか、数字等をメモするときに使っている。緑は参考補助線や、個人的な感想などだ。

 ボールペンの色分けといえば、三色ボールペン読書法が有名だ。私はもともと本に書き込みができない性格なのだが、斉藤孝著「三色ボールペンで読む日本語」に刺激されて、遅まきながらやってみている。
3色ボールペンで本を読む やり方は簡単で、文章の客観的に重要と思われるところは、青線をひき、特に重要なところは赤線を引く。そして個人的に興味のある事項や面白いと思った表現には、緑線を引いて、本を読むというものだ。

 やってみると判るが、ボールペンで本に線を引くと言うことは、非常に決意を要する。
 読み飛ばすのではなくて、内容に真剣に向き合う必要がある。そして自分が試されている気がする。読みが深くなるのは間違いない。
 そして、再度見返して、それぞれの色の所を読んでいくと、自分の読み方がわかり、どの表現がどの辺にあるかということまで、頭に入ってくる。本が自分の知の財産になった気がするのだ。
 古本などはゴミ値で売られているので、この方法で良い本をじっくり読んでみたいと思わせられる。(^o^)わははは・・・
 こういうときに、このゼブラのクリップオンスリムは、実に快適に線が引ける。色の切り替えがリズミカルで気持ちが良く線が引けるのだ。

 手帳などの色の使い方には、人によっていろいろな分け方があるようだが、緑の使い方が一番面白い。事務用には必要がない色なので、プライベートや心の内面を記入することに使っている人が多いようだ。
 手帳などに、「緑」で今日あった一寸した良いこと、「Happy」を書いておくようにすると、精神的な落ち込みを防ぐ効果があるらしい。手帳というのは義務的なこと強制的なことが多くなるので、日常の中で忘れがちな「ほのぼのとした幸せ」を、予定を含めて沢山ちりばめておくことが、年間をとおしての精神安定に重要なのだそうである。

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ボールペンの歴史と進歩 4

 技術的には、世界をリードし私も満足しいる日本のボールペンだが、愛用の筆記具とするには重大な欠点がある。それは安い物の方が素晴らしいと言うことだ。最高品質が百円台で買える。4色ボールペンでも三百円台であり、デザインもよいものがある。
 しかし、好いと思っても愛用品ならもう少し愛着のもてる質の高い物が欲しいとも思ってしまう。ところが今は高価な品物の方が欠点が多いのだ。(^^ゞ 見かけは良くても金属なので重かったり、使っていると綺麗な塗装がはげたり、落とすと重いのでインクの出方にダメージがでたりする。そして書き味は安い物の方が改良が早くてよい。(^o^)わははは・・・
 外国製も良いと言われている品は、1966年の基本デザインだったりするし、1951年のデザインの復刻だったりする。現在のデザインの可能性を十分生かした物がないのだ。
 私も、1975年型のスターリング・シルバーのパーカーに、最近の国産の互換芯を入れている。芯は84円の安物だが実用性能は最高である。
 しかし結局、プラスチックの安物の方が手になじむのだ。(-.-)

 安くて品質の良い物ばかり追い求めて、日本人は本当に質の良い物を作る能力を失ったのではないか。江戸時代の日本は工芸品でありながら美術品と言われる物をたくさん生み出していたのだがと残念に思う。
 今の日本の物作りに欠けているのは、人間という不思議な生き物が持っている、「本当に欲しい物はこれだったのだ」という気持ちに働きかける力だろう。

>>ボールペンの歴史と進歩    

ボールペンの歴史と進歩 3

 60年代に浸透したボールペン文化であるが、このとき、筆の運びが固くて粘っこく字がかすれがちの油性インクに対し、前述のオート社により水性ボールペンが、ぺんてるからはサインペンが開発されていた。
 そして、70年代には、これらの水性インクのペンが急速に普及する。ゼロックスなどのコピー機や簡易オフセット印刷の原稿書きに、私も極細のサインペンをずいぶん使ったものである。サラサラスルスルの書き味が気持ちよかった。まだワープロは無く「ただ、10桁の~♪電卓が欲しかった。」(^o^)わははは・・・
 80年代になると、鉛筆や万年筆はボールペンに押されて影が薄くなり、ボールペンやサインペンの天下となる。
 そして90年代に入ると、水性ペンは半固体のゲルインクのボールペンに進化したようだ。水性の軽快さを持ちつつ、油性の安定性と油性に勝る発色の豊富さを手に入れて、ほとんどの人が日常的にボールペンを使うようになったと思う。
 そして、2000年代には、このゲルインクボールペンに対抗して、油性ボールペンの改良が進んだ。インクをソフトに滑らかにしたのだ。その代表が2006年発売の三菱のジェットストリームだろう。
 一度使うと、もう普通のボールペンには戻れないと、大騒ぎになった品だ。
 特に、ボール径1mmの中字などは、高々150円なのに、多くの文具好きに一万円を超える外国製のボールペンの使用を捨てさせた。(^o^)わははは・・・
ジェットストリームの1mm黒と0.5mm青
 書き心地も安定性も、水性には真似できない文字の細さも、新しい油性ボールペンはちょっと文句の付けようが無く、長らくボールペンに抵抗していた私も、最近はすっかりボールペン党である。

>>ボールペンの歴史と進歩    

ボールペンの歴史と進歩 2

 私がもっぱらボールペンを利用するようになった理由は、多色ペンが利用できるからである。
 常に手帳を持ち、いろいろ記入するようになって、目印のために文字色を変えたり、緑の罫線で仕切ったり、赤のアンダーラインを引いたりすることが非常に便利だと思うようになった。これは万年筆にはまねの出来ない技だ。
tombowR4001.jpg
 写真は、よく使っているトンボのリポーター4という4色ペンである。以前紹介したことのあるコンパクトタイプより先端部分のパーツが長く、インクの入っている長さが倍ほどある芯が使える標準型のほうだ。

 さて、前回はボールペン創世記の話をしたが、この時点ではボールペンは万年筆を改良して、それに匹敵する高級筆記具として作られた物であった。しかし、日本でボールペンが作られ始めて、工業製品として安価で便利な日用品になってゆく。その先駆けとも言える物が、1949年発売の「AUTO」の鉛筆型ボールペンだ。

 鉛筆の黒鉛の芯の変えて、ボールペンの芯を取り付けたボールペンは、鉛筆に代わる経済的な筆記具として、世界の事務用品の世界に浸透していく。なにしろコピー機の無かった時代には、ボールペンとカーボン紙を使って、複写を取るのが同じ書類を作る一般的な方法になったのだから、ボールペン無しでは、伝票一枚切れない。(^o^)わははは・・・

 この鉛筆型ボールペンを作ったのは中田籐三郎という人で、中田機化工業という会社である。工場は東中野の小滝橋のたもとにあった。 (参考 今昔物語 第20回 ボールペン発祥の地)

 「AUTO」は私も懐かしいブランドだが、今はもう無い。なんとローマ字読みの「OHTO」になっているのだ。多分トリオがケンウッドにナショナルがパナソニックになったのと同じく。海外では商標登録の関係で、「AUTO」が使えなかったのであろう。そしてこれは、書類作りでは散々お世話になった「ガチャック」でおなじみの会社だっのだ。同じ会社とは「知~らなかった」である。(^^ゞ

 さて、前回紹介した、木軸ボールペン、この鉛筆型ボールペンにそっくりだと思われなかっただろうか。実はこれはオートが作って提供した物らしい。「SLIP-ON」だけでなく「PENCO」や「デルフォニクス」などのブランドにもほぼ同じ物があり、「オート」ブランドのものが一番安い。(^o^)わははは・・・
 実は、オートは世界の文具雑貨メーカーにボールペンを提供している黒子的存在の会社らしいのだ。

 話がそれた。(^o^)わははは・・・
 ボールペンの製造が始まって、十年経たない1950年代に入ると、ボールペンの技術的問題はほとんど解消し、1960年代には、鉛筆に代わる筆記具として、家庭にも浸透している。
 1967年ゼブラの透明軸クリスタルの「ミエル ミエル」のテレビコマーシャルや、1969年の三菱のまっくろけ節を使った「これでも30円~♪ まっくろけのけ」などは懐かしい。

>>ボールペンの歴史と進歩    

ボールペンの歴史と進歩 1

 このところ、最も利用している筆記具はボールペンである。もともとは万年筆派なのだが、この三年ほどはほとんどボールペンになった。というのは、ボールペンが進歩して、期待を裏切る場面がほとんど無くなった事による。かっては、かすれたり、力を必要としたり、欠点が目についていたのだが、最近は文句のつけようがない製品が沢山登場してきたと思う。
 今年に入ってよく使っているのは、これ。
木軸ボールペン0.5mm

針(Needle)状のボールポイント SLIP-ONというブランドの木軸ボールペンである。0.5mmのボールポイントに油性のソフトインクで、描いた線の幅はその半分ぐらいになる。さらにインクが漆黒ではないので、線が細く見える。水性ではボール径0.2mmのなんてものもあるのだが、描く線は逆に膨らんで倍ぐらいになったりするので、ノートに文字を書くには、もっとも細く色も軽々とした鉛筆のような文字が書けるのが気に入っている。
 ペン先も、ニードルポイントなので、まるでシャープペンシルのようだ。

 他にも気に入っているボールペンが何本もあって、今のボールペンは筆記具としては実用上最高のレベルに達していると思う。
 さて、このボールペン、筆記具としては、新参者である。一般に実用化されたのは、第二次世界大戦が終わってからなので、いわば私と同年代なのだ。
 ボールペンを実用化したのは、ピロ・ラズロ(László Bíró)というユダヤ系のハンガリー人で、新聞の校正を仕事にしていたときに、印刷インクが直ぐに乾き水濡れにも強いことに気が付き、このインクを筆記具に使うことを考えたという。
 それまでに、極小のボールをペンの先に付けて筆記具にすることを考えた人はいたが、それだけでは万年筆の変種以上の物にはならなかったのだが、この印刷用油性インクを使うというアイデアがボールペンを実用の物にした。
 弟の科学者ピロ・ゲオルグと共同してボールペンを完成させ、1938年パリで特許を取った彼は、第二次世界大戦で、中立国の南米アルゼンチンに渡り、そこでボールペンの製造(1943年)に乗り出し、成功する。
 ボールペンの特徴は、筒の中にインクを入れて、先端のポールを使って、インクを引き出すところにあり、ボールの反対側の筒先は解放されている。このことにイギリス人の実業家が注目して、戦争中のイギリスで空軍パイロットの筆記用具として売り込み、大量発注を得てイギリスでも生産が始まった。万年筆はペン先の方だけが解放されて袋の中にインクを入れているので、高空に上がって気圧が下がると、インクが噴き出して使い物にならなかったのだ。これに対し、ボールペンはインク貯蔵部の両端が開いているので、気圧の変化に対応できるのである。

 これにより、ボールペンは筆記用具として認知された。
 ピロ・ラズロが製品化したボールペンは「ビローム」という商標で「BIRO」という刻印が施されていた。それが一般名詞となり、ボールペンは英国語圏では、「biro(バイロー)」、アルゼンチンでは、「ビローム」と呼ばれる。そして正式な英語名は、「ball-point pen」であり、「ボールペン」は和製英語らしい。

 日本には、戦後進駐軍が持ち込み、縦にも横にも同じ太さで書ける画期的な筆記用具として注目されたそうだ。それゆえ、器用な日本人がさっそくコピー商品を作り始め、その後は製造技術で世界をリードしていくことになる。

 蛇足だが、ラズロというと、映画「カサブランカ」のヤクザで無頼派の主人公リック(ボガード)の恋敵、知的で紳士なビクター・ラズロを思いだす。かれはチェコスロバキア出身のフランスレジスタンスの闘士という設定だった。あの頃のパリは外国人が沢山いて。それらの人がパリという文化都市を造っていたのだと改めて感心する。

 次回は戦後のボールペンについて、(^o^)/~~

>>ボールペンの歴史と進歩    
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