暑くなってきましたね。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
意外と良かった駅近「塩山温泉」(^^)/
2017年04月16日 (日) | 編集 |
 花見のハイキングから塩山駅まで戻ってきても、春は日が伸びていて明るいので、駅前の塩ノ山を登りに行った。塩ノ山は標高554mの小山で古今和歌集にも歌われる古来よりの名所である。
 麓の塩山温泉を歩いていいたら、公衆浴場の看板が旅館の駐車場にあった。塩山温泉は立ち寄りや日帰りの湯が無いと思っていたので、これは意外であった。
よく見ると駐車場の奥の建物の隙間に簡単な靴箱とスノコがある。近寄ると受付のおばさんがいた。聞くとここは鉱泉だから源泉は冷たいけれど泉質は良いですよと言う。値段は400円。
 まあ、先ずは山登りを考えているので、先へ進んで、名刹向嶽寺裏から登頂。麓からはわずか140m程であるが、扇状地に残された独立峰なので、四方の見晴らしは良い。なんでも四方から見えるので「しほのやま」、これに向嶽寺の開山和尚が塩の字を当て、塩山向嶽庵と寺の山号を定めたので(1380年)、地名が塩山になったようだ。(^o^)わははは…
 さて、下山後先程の公衆浴場へ。

塩山宏池荘のお風呂場

 みすぼらしい入り口なので心配したが、入ってみると立派である。
 入り口は宏池荘という温泉旅館の建物の隙間で、温泉はこの旅館の別棟大浴場そのものであった。
 写真の手前が源泉浴槽で、奥の大きいのが加熱浴槽である。
 シャワーで湯がけをするとびっくりである。肌がヌルヌルとしてウナギを触っているようだ。かなりのアルカリ美肌の湯である。加熱浴槽は循環・加熱・殺菌のせいか、温泉感はないが、ここで体を温めてじっくり源泉槽に浸かると良いだろう。30分ほどかけて数度「冷⇔暖」入浴を繰り返したら、心地よい疲労感が体を包んだ。19時に退出したが、この間貸し切りであった。そしてこの時間で外来入浴は終了のようであった。いや~ありがたかったな。お気に入りの湯になりそうである。
世界遺産のつぼ湯に入る
2017年04月01日 (土) | 編集 |
 道の世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」
 その中心となる熊野本宮の裏山に、世界遺産の構成要素に加えられた現役の公衆浴場「つぼ湯」がある。
 ここ、湯の峰温泉は12世紀には湯屋があったという記録があり、霊験あらたかな湯治場であったらしい。そして 江戸時代の初期の寛永年間(1624~43)ごろに台本として書かれていたようである説経浄瑠璃「小栗判官」には、毒殺後にエンマ大王のはからいで現世に戻り、墓から抜け出してきた主人公が、ヒロインの導きにより、この湯の峰温泉の「つぼ湯」に四十九日浸かって治療し、見事に復活再生するというストーリーが描かれた。
 それ以前から、説経節として街頭で庶民を相手に演じられ続けてきた演目であり、話のもとになる事件が起きたのはは1423年のことである。

 さて、そのつぼ湯である。
 山間の、谷を挟んだ小さな温泉街の足元の川底に隠れるような小さな小屋掛けがある。温泉の公衆浴場入浴券売場に出向くと、現在の先客は二組で一時間は待たずに入れそうであった。ちょっと迷ったがこれを逃せば、機会はないと入浴券770円を購入して、30分の貸し切り入浴の権利を買う。(^o^)わははは…
 東屋の下で待つことしばし、先客が出たところで湯小屋に入る。階段下の浴槽は一人分ぐらいの大きさしか無い。

定員一名の世界遺産温泉つぼ湯
      (写真はクリックで拡大します。)
 傍らの石の上に脱衣してチャブンと湯に入る。底は小石敷で湯は底から湧いているようだ。やや斜めになった蛸壺のような形状の石造りの浴槽である。湯は白濁していていかにも薬湯の気分である。写真上部の板壁は引き上げられる構造になっていて、半露天になるのだが「開けるな」と書いてある。開けると街中から入浴シーンが丸見えになってしまうのである。(^o^)わははは…
 これは多分川が増水した時小屋が流されないように壁を無くして柱だけにして水圧を逃すための構造であろう。
 温度は適温だが、よく温まる湯で20分入ればアツアツで服が着られない。公衆浴場の方にも入れていただけるということだったので、衣類は引っ掛けるだけで、次の人に交代した。
 歴史ある風呂に入れて、満足である。(-人-)なぁ~無
 さて半年ぐらいは寿命が伸びたかな。(^^ゞ
青春18きっぷ一日分で、福島・飯坂温泉往復の旅
2017年03月06日 (月) | 編集 |
 青春18きっぷは年齢に関係なく使えるとは言うものの、やはり青春の冒険旅行ぽく使いたい。(^o^)わははは… そんなわけで、一日分で、福島・飯坂温泉往復の旅をしてきた。朝は三時起き。(^^ゞ
■新宿
|  04:44-04:52[8分]
◇池袋
|  05:02-05:10[8分]
◇赤羽
|  05:20-06:51[91分]
◇宇都宮
|  06:56-07:47[51分]
◇黒磯
|  07:54-09:01[67分]
◇郡山(福島)
|  09:24-10:10[46分]
◇福島(福島)
|  福島交通飯坂線(飯坂温泉行) 9.2km
|  10:30-10:53[23分]  370円
■飯坂温泉

 飯坂では、旧堀切邸とひな祭りを見学。松尾芭蕉も入ったという200円の共同場「鯖湖湯」で入浴。

鯖湖湯

 飯坂のお湯は熱めで足の指がヒリヒリと痛い。(^^ゞ さて、まちなかを歩き回って、喫茶店「温Cafe」でケーキセット休息、近年復活した300円の共同湯「波来湯」で締めの入浴後、午後三時から帰途につき、福島へ。

 福島では名物円盤餃子をいただく。歴史ある名店「満腹」は円盤餃子発祥の専門店で、小ぶりの餃子30個で税込み1620円也。

円盤餃子

午後四時半の開店に入店して、17:26発の帰り電車に間に合うように駅に帰ってきたのだが、な、なんと強風で列車が大幅な遅延中。あれこれ手を打ったのだが、結局乗り継ぎに間に合わず、黒磯からは予定より一時間半遅れて、下記に示す東京方面最終電車になった。今回も危なかったな。(^o^)わははは…

◇福島(福島) 
|  18:50-20:45[115分] この区間は参考です。(^^ゞ
◇黒磯
|  20:52-21:44[52分]
◇宇都宮
|  21:48-23:27[99分]
◇赤羽
|  23:36-23:50[14分]
◇新宿

 福島往復、片道約六時間五千円弱。往復一万円弱を二千円ちょっとの青春18きっぷ一枚で往復してきた貧乏旅行であった。
乳頭温泉 鶴の湯@秋田
2015年12月02日 (水) | 編集 |
 一軒宿の鶴の湯は、以前行ったことはあるのだが、月曜昼の露天風呂清掃時間で入浴できなかった。(^^ゞ
 最近は外国人も押しかける著名な温泉になってしまって、宿も取れないと聞いていたが、ふと思いついて電話をかけると、一人宿泊も可の湯治用6畳間が取れてしまった。という訳で、晩秋の11月中旬に訪問した。

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鶴の湯 本陣

 写真は本陣と呼ばれる藁ぶき屋根の古い長屋で、全7室のうち6号と7号が湯治客用の食堂になっている。 中は囲炉裏のある畳部屋で、隅の黒光りする柱には「祝 旅順陥落 ×××」の文字が彫り込まれていた。

 山中の夜は既にかなり冷えていて、小川にかかった橋の向こうの露天風呂にいくのは寒い、途中で体がガタガタ震えだす。脱衣場では死ぬかと思った。(^o^)わははは…
 湯は白濁し、底は砂利敷きで、山の崖下にある。雰囲気は満点で、底からは熱い湯が直接湧き出していて、入ってしまえば極楽極楽である。
 風呂は内湯もあるので、先に体を温めてから、露天に向かえば冷えなくてよいが、湯治棟には内湯が無い。(^^ゞ
 ついでながら、テレビも冷蔵庫もない。ケータイはDoCoMoのみ。しかし公衆電話はある。
 人気のある部屋は、囲炉裏の有る本陣や設備のよい新本陣で、旅行社などの手配は主にそちらになるので、直接電話をかければ湯治部屋は取りやすいようだ。

 乳頭温泉郷の湯めぐりパスというのもあるようなので、次は昼間はハイキングでゆっくり風呂巡りをしたいと思ったのである。さて、12月に入って、現地は雪が降り道路もガチガチに凍っているそうだが、新幹線の田沢湖駅からアルバ駒草までバスがあり、そこから送迎バスが随時あるので、山奥ながら意外と行きやすい温泉だと思う。

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鹿と温泉の関係(酸ヶ湯・那須・鹿教湯)
2015年07月04日 (土) | 編集 |
 さて、あなたは「酸ヶ湯」をどう読みますか。実は「すがゆ」ではなく、「すかゆ」なのである。パソコンの文字変換でも、「Sukayu」で変換される。これは「酸ヶ湯」は当て字で、もともとの呼び名は「鹿湯」だったからだそうである。青森弁では「すかゆ」なのである。

 温泉の起源にはこう書いてある。

酸ヶ湯の始まり
 ここ酸ヶ湯温泉は『およそ三百年前の貞享元年(1684)、横内(現青森市内)に住む狩人「長内 佐ヱ門四郎」が鹿をしとめそこない、その手負いの鹿を追って山へ入った。それから3日後に発見したが、傷を負っていたはずの鹿があっという間に岩山を駆け上がり逃げ去ってしまった。その俊敏さをみて不思議に思い、付近を探索したところ温泉が湧いているのを見つけた。その後、その温泉に薬効があることを知り「鹿の湯」と名づけ利用した』という由来があります。

 で、この話を聞いて思い出すのが、那須温泉の源泉「鹿の湯」の起源である。そこにはこう書いてある。
「狩野三郎行広という者が山狩の際に、射損じて逃げる鹿を追って山奥に入ると、鹿は傷ついた体を温泉で癒していました。そこで鹿によって発見された「鹿の湯」と名づけたと伝えられています。」

 更に思い出すのは、長野の鹿教湯温泉の起源も全く同じ話で、それ故「鹿に教えてもらった湯=鹿教湯」だという事である。

 なぜ、各地の温泉の起源に共通して、鹿が絡んでくるのだろうか。私が思うには縄文人が温泉ことを「すか」と呼んでいたのではないかと思うのだ。平地で農業を営む弥生人が進出する前、山地には縄文人が住んで、狩猟と採集の生活を行っていた。つまり日本人の山地の生活知識は縄文人から受け継いだ知識なのである。そして「すか」と呼ばれる温泉が、なぜ「すか」なのかを考えた時、「猟師と鹿」の話が創作され伝播したのではないだろうか。

 さて、さらに付け加えると福島県の栗駒山の北側に須川温泉と言うのがある。ここも「すがわ」ではなく、「すかわ」である。鹿の話は無いが、「すか」なのである。私の廻った温泉だけでもこんなに「すか」の話がある。この話題に今のところ学問的根拠はないが、機会があれば追及してみたい話題なのだ。(^^ゞ
酸ヶ湯温泉湯治棟
2015年07月04日 (土) | 編集 |
 青森では、酸ヶ湯温泉旅館に2泊した。ここはヒバ千人風呂という混浴大浴場で有名だが、その辺の記事は数多あるので、湯治棟について書いておこう。私の選択したのは、一番安い素泊まり一泊4000円(連泊料金)の部屋である。これは、一人一室料金だが、3人で入れば一泊2500円になるらしい。北東の隅の裏山にべったり張り付いた北側の部屋であるが、静かで快適だ。しかも温泉付きで雑魚寝の山小屋より安いのだから、「ありがてえ~!」である。(^o^)わははは…
 トイレと炊事場は共用で、綺麗に整備されていた。炊事場は電子レンジもガスも無料で使える。流しは広くスイカやビールを冷やす流水槽も完備である。しかし食器や調理器具は少なく、売店には食材も少ない。自炊用品は持ち込みが基本と考えるべきである。しかし二泊ぐらいなら、パンやレトルト食品の持ち込みで、食の苦労は無い。部屋には結構大きな冷蔵庫があり、浴衣と丹前は付くが、歯ブラシなどはない。

酸ヶ湯温泉湯治棟

 木造の廊下の両側に部屋が並び、廊下はきしみ音がする。有り難いのは、青森駅前の「アウガ」裏から無料送迎バスが、朝昼2便あることで、直行一時間越の行程だから、これが旅行者にはうれしいのである。また、無線LANも部屋で使えるので、ネット接続も心配ない。
 まあ、食事付き宿泊にするなら、旅館部もそれほど値段的には変わらないので、そちらの方が利用者は多いようだ。しかし、私は気楽な湯治棟の方が好きである。別荘など持つより、こういう所を泊まり歩くのが本当の贅沢である。
酸ヶ湯から八甲田大岳
2015年06月29日 (月) | 編集 |
 6月26日(金) 青森の酸ヶ湯温泉に泊まって八甲田大岳に登ってきた。早朝6時40分発、宿の裏側の湯坂の急登30分からスタート、毛無岱の湿原を経て、井戸岳と大岳(11:30着 1585m)を登る。南へ下って仙人岱を経て酸ヶ湯帰着14時40分。後半の下りは腿が疲れて足下が危なかった。本日の行程16,000歩
酸ヶ湯から八甲田大岳の行程地図

 この日心配だった天気は晴れ、梅雨前線は鹿児島に大雨を降らせていた。翌朝は八甲田ロープウェイが運行中止になる雨と風、俺にも、まだまだ、運がある。(^^ゞ
毛無岱の湿原を行く
 宿から1時間の歩行で、毛無岱の湿原につく、この手軽さが東北の山の魅力である。井戸岳の頂上付近のガレ場ではイワブクロ・ミヤマオダマキなどが咲いていた。大岳を下った残雪の付近ではショウジョウバカマや水芭蕉がやっと春が来たよと咲いていた。
七味温泉@長野県
2014年12月07日 (日) | 編集 |
七味温泉の露天風呂にはタヌキも出る

 七味温泉は、須坂から谷を詰めて志賀高原に抜ける道の、谷の一番奥にある。「七味」は沢山の源泉があり、それぞれに特色があることから付いた名前らしい。現在は3軒が営業していて、その内の1軒、紅葉館へ日帰り入浴でお邪魔した。
 お風呂は乳緑色の濁り湯で、宿の奥の内湯を出たところに露天風呂がある。天気は雨だったが、翡翠色の湯を湛えた岩風呂は谷に向かって開けていて、とってもいい感じ。
 ととと…のんびり浸かっていると、タヌキが出た。(^o^)わははは…
 
 写真の大石の右側にタヌキがいる。
 石と塀の間で2匹が出たり入ったりしていた。

 紅葉館は小振りで、女性向けのガイドブックに有りそうなお洒落な感じの宿である。入口に「タヌキが入るから閉めてください」と書いてあったが、帰り際に玄関を出たら10匹ほどのタヌキがお食事中だった。ドッグフードのようなもので餌付けをしてあるらしい。(^^ゞ

 七味温泉の名を知ったのは、10年以上前で、その頃格安の湯治バスツアーで数泊できるプランがあって、とても魅力的だったのが記憶に残っている。今回、ここのお湯でそのイメージが間違っていなかったのを確認できた。いや~日本て、まだまだ良いところが沢山あるのですね。(^o^)わははは…

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谷地温泉@八甲田山
2014年10月04日 (土) | 編集 |
秋の大人の休日倶楽部きっぷを使って、今年も温泉に行こうと思って、あれこれ考えていたのだが、数か所の候補から絞り込んだのが、青森県八甲田山麓の「谷地温泉」である。ここは山奥の秘湯で、以前から憧れていたのだが、意外と簡単に行けることが判ったのだ。
と、言うのはこれまで経営者が二転三転して、一時は宿を閉めたりもしていた宿なのだが、結局大手の温泉宿チェーンの経営になって、格安で年間同一価格、しかも青森と八戸から送迎バス付と、願ってもない条件になっていたのである。何しろ事前に予約すれば一人旅でも一泊二食付5,800円(税抜)で、八戸から青森まで長距離の送迎バスが付くのだ。(^o^)わははは…

 八戸駅から13:30発の送迎バスは、ボディに福島のホテルのロゴが残った古い4輪駆動のマイクロバス(三菱ローザ)であった。これで十和田湖の奥入瀬渓谷入口まで行くと、青森から谷地温泉経由でやってきた十和田湖にある同系列ホテルの送迎バスと待ち合わせとなる。そして八戸からの十和田湖行の客をそちらへ移して、残った客を谷地温泉まで運んでくれるのだ。帰りは青森へ出るなら、さきほどの十和田湖畔のホテルのバスが、谷地温泉を11:00前発、青森着12:00頃着で送ってくれる。これは有り難い。
夕暮れの谷地温泉

 山奥の一軒宿、山小屋風の谷地温泉着は15:20であった。早速温泉に入りに行く。ここの温泉は、硫黄系の源泉の上に板張りの浴槽が作らていて、透明な湯が底の板の隙間から湧き上がってくる。ややぬるくて38℃である。これが霊泉と呼ばれていて、30分から1時間浸かれと説明書きに書いてある。
そしてもう一つの42℃の白濁湯で5分ほど温まって出るのである。一時間入れと言われているから、小さい霊泉は長湯をする人もいて、時には隙間を探して入ることもある。(^o^)わははは…

 以前は混浴の湯小屋が一棟だったのだが、現在は脇に女湯が拡張増築されていた。女湯もほぼ同規模同構造なのだが、ぬる湯は床下からの透明な自噴泉ではなく掛け流しの白濁湯であった。なぜ知っているかと言われると、実は男女の入れ替え時間があるからである。やはり交代で有り難い霊泉に入らなければ、女性が満足できないからだろう。
 他にかっては混浴の打たせ湯があったのだが、これは使用中止になっていて、どちらの湯からも引き戸がロックされていた。残念。

 部屋は8帖和室テレビ暖房付トイレ無し。飯は朝晩そこそこ立派で、とても素泊まり自炊客との差額が二千円の山宿とは思えないものであった。お湯も部屋も食事も大満足である。(^^ゞ
谷地温泉の部屋と食事

 なお、携帯電話は基本的に圏外である。スマホを窓ガラスに立てかけておくと、時々電波が繋がってメールが着信する。
加賀井温泉一陽閣@松代
2013年07月04日 (木) | 編集 |
 長野駅から松代までバスは30分ちょっとである。松代の観光案内所でレンタサイクルを借りて、東の方に少し走ると直ぐ町を出てしまう。広がった田圃の向こうの山裾に、新しい住宅が点在しているが、その一角に営業していない木造の古びた小旅館がある。ここが目的の加賀井温泉一陽閣である。近所には近代的な国民宿舎があり、その他の温泉関係施設も松代温泉を名乗っているが、この一陽閣だけはこの土地の古い字名である加賀井温泉を名乗っている。
 有名でもないこの日帰り温泉施設に何故行くことにしたかというと、写真をご覧いただこう。
加賀井温泉のカルシウムで覆われた浴槽

 風呂も洗い場も析出したカルシウムで覆われている。お湯に含まれている成分が半端無く多いのである。空気に触れると析出固着するらしく、浴槽の上縁は湯面に沿って浴槽に張り出しており、洗い場はまるで千枚田のようになって成長している。トルコのパムッカレの棚田温泉プールのようだ。

 入浴料の300円を支払うために、旅館脇の小店の受付を訪れると、まず、「初めてですか、ここは石けんも使えないし、カランも上がり湯もありませんよ。」と、念を押される。(^o^)わははは・・・

 源泉は湯屋の脇にあり、勢いよく音を立てて噴き出している。その湯を掛け流しにした内湯は透明だが、やや青みがかっており、なめると塩辛く少し苦い。庭先のプールのような露天風呂は別の源泉井戸らしく、錆水のような真っ茶色な湯が溢れていて、ややぬるい。

 とにかく、昔から出ていた温泉をそのまま利用していて、へんに欲張らず、この温泉を必要とする人たちに、最大限湯治効果を活用してもらうという、そういう鄙びた地元の湯であった。これがいいんだなぁ。温泉のありがたさが実に身にしみる。

泉質:含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 つまり金属系の塩化物が水に溶けて、炭酸ガスの圧力で地上に自噴してくるらしい。空気に触れて炭酸が抜け、温度が下がると、成分が析出する。塩は洗い流されるから、鉄とカルシウムが残されるらしい。
湯治の宿
2013年02月01日 (金) | 編集 |
 ギシギシと音を立てて登った木造二階の角部屋が、今年の泊まり部屋である。雪景色に面した廊下との境は明かり障子で紙一枚、部屋に鍵はない。八畳の部屋には電気コタツと石油ストーブがセットされ、浴衣とドテラも借りてある。一泊素泊まり4200円の温泉宿、このところの定宿になっている。今年は餅と缶詰も持ち込んで、籠城可能だ。(^o^)わははは・・・
 名称は新館の12号室だが、この新館は建物の中心に階段を置き、部屋は背割りの田の字型配置で、その外周を狭い外廊下で囲むという、典型的な湯治宿建築である。どこが新館だと思うが、本館は200年は経っているそうだし、その次の中館もあるから、この建物は戦後生まれなのかも知れない。それなら堂々たる新館というわけだ。

 この宿は、廊下や庭続きで、かやぶきの豪華な旅館部や内装の美しいコンクリートのホテル部もあるのだが、やはり冬の連泊には薬缶で湯を沸かし、餅を焼ける石油ストーブ付きの湯治部がふさわしいと思う。(^^ゞ この部屋の階下は食堂だから、少々音を立てても迷惑では無さそうだし、腹が減ったときに好きな物を食べにいけるのも、滞在型のリゾートには有り難いのである。
雪見の露天風呂は丸見え(^o^)わははは・・・
 寒いときは温泉にかぎる。(^^ゞ