カフェ・ド・ランブル@銀座8丁目

 年末に昔の仲間の忘年会があって銀座へ出たので、会の前に銀座8丁目のランブルにお邪魔した。ランブルは戦後日本の珈琲の歴史ともいうべき名店である。この日はこの年最後の営業日で、グアテマラをお願いした。この店ならではの10年物熟成豆である。(820円)
 この店の特徴は店の名前ランブルにある。フランス語のL'AMBRE=琥珀である。西田佐知子のコーヒールンバなどでも「琥珀色した飲み物」と言うが、実際の我々のイメージは黒色であろう。しかしランブルの珈琲は琥珀色を目指して浅煎豆を手早く抽出する。カップも内面の白い物を使っている。最初の口当たりはあっさりしていて物足らないが、次第にしっかりした味が判ってくる。珈琲の味わいどころに関する店の主張がハッキリと有る。
 カウンターの角に席を戴いたので、コーヒーの淹れ方も良く見ることが出来た。ポットの位置を一定に保ち、ネルドリッパーの方を円を描いて動かして、内側が錫メッキされた銅の小鍋に落としていた。この方法はドリップが安定し、抽出液の状態がよく判るのであろう。いろいろ考えさせられ目が開かされる思いがした。(^^ゞ

 珈琲は美味い不味いもあるが、淹れ手によって味わうべき所が変わり、新鮮な驚きが得られる飲物でもある。私が淹れる珈琲は近場の安物を適当に淹れるので、味など言えた物ではないが、珈琲に真剣に向き合って味を追求してきた店には独特の世界があって、それを覘いて来るのも楽しみである。(^o^)わははは…

カフェ・ド・ランブルのガラス看板

 ランブルの店頭には「コーヒーだけ」と英語で書かれたカラス看板が出ているが、これは戦後に西銀座の路地裏で開店し貰い火事で閉店した初代店の物だそうである。ある人が焼け跡から持ち帰り保存していたものが、里帰りしたんだそうである。
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