多神教の誕生

 人間の脳は「良心の声」と「悪魔のささやき」のように、同時に複数の思考を生み出す事が出来る。自分が地獄に落ちたり、天国に向かう姿を映像的に見ることもできる。このような脳の働きが、畏怖すべき自然に出会ったり、困難に直面したりした時に、突然生じた自分の物とは思えない感情や思考を天啓と感じ、個人の守護神や自然の支配神を認識するのである。前回はここまでを述べた。

 この神は個人的な物だが、言語を通じて共同体で共有される。色々な神が共有されるから、当然多神教になる。それぞれの神が専門領域を持ち、他の共同体には他の神がいる。しかし共同体が大きくなり民族や国家を作るようになると、横断的な神の概念ができ、神にも序列が生じて、それらを関連付ける神話も創作・伝承されるようになる。多神教の神々は人間社会を反映しており、人間的にふるまうことが特徴であると思う。
 国家の支配者は、自らが神の信託によって、権力を行使しているのだと、権力の根拠を説明するようになる。政教一致の多神教が国家をデザインするのである。古代社会にとって宗教は極めて重要な存在になった。

 さて、このような社会の中から、一神教が登場する。これはまた改めて。
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