早くも秋深し。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
いつものパンがあなたを殺す@読書 
2016年12月29日 (木) | 編集 |
 糖質制限に興味を持ったので、関連図書に色々手を出している。この本は図書館で見つけて、以前本屋で気になったことを思い出し、借り出してきた。

GrainBrain.jpg 以前は食べ物に関する健康本には興味はなかった。健康オタクなおばさんたちの遊びだと思っていたのである。それは私が、人間は雑食性で、なんでも食べて進化してきたと思っていたからだ。しかし糖質制限の理屈は私に価値観の転換を迫った。すべての人の健康に障害となる生活習慣病にたいし、その原因を明確にしたこの新発見は、歴史的転換だと思ったのである。(^^ゞ

 さて、この本は糖質制限を内容として含んでいるが、主張はちょっと違っている。小麦等の栽培穀物に含まれるグルテンが神経系に炎症を起こし、あなたの脳を殺すというのである。この社会の鬱やアルツハイマーさらに精神障害等の激増は、まさにこの穀物食の拡大に負うことが大きいというのである。単なるダイエットのための本ではない。

 我々の脳は、主に脂肪からできており、血中のLDLコレステロールは脳のための栄養を運んでいる大切な運搬役である。これに対し穀物の炭水化物は高血糖による炎症を引き起こし脳に重大なダメージを与えていると、著者は主張する。これまでの健康の常識である「肉や油モノを避け、悪玉LDLコレステロールを下げなさい」という医者の健康へのアドバイスが、根本から間違っていたというのである。 著者は脳のためには良質の油を摂り、いつものパンを止めなさい (たとえ全粒粉であろうとも) と説くのである。
本に上げられている根拠には説得力がある。私自身も炭水化物を減らしてから、なにか頭がスッキリしてきた感じを持っていた。自信はないが、この主張には経験的に共感を感じてしまう。もしかしたら本物かもしれないと思うのだ。(^^ゞ

本の内容は、全てがスッキリと整理されているわけではない。矛盾を感じたり、論理の展開に疑問を持つところも少なくない。これは、著作者としてパールマター医学博士とライターの共著となっているように、論文ではなく、読み物として纏められたものだからかもしれない。しかし、重要な点は示されており、読者が自分のためにトライする筋道はキチンと整えられている。あとは読者の判断に任されていると考えたい。(^o^)わははは…

最後に訳文に注文をつけておこう。読んでいて釈然としない理由の一つが翻訳文の言い回しにあると思うのだ。原文は英文の特徴のとおり、結論から入って、その理由を述べつつ説得しているだろうと推察する。しかし訳された日本語は、あれこれ持って回って説明した挙句に、ようやく結論にたどり着いているように感じた。原書で読める力のある人は良いなと思ったのである。 orz
原題は、Grain Brain (穀粒脳)である。
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