早くも秋深し。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
蘇我の娘の古事記@読書 
2017年08月31日 (木) | 編集 |
 日本史には、気になる時代が2つある。一つは「乙巳の変から壬申の乱」にかけての時期であり、もう一つは「幕末から明治維新」である。前者はこの日本という国の成り立ちが決められた時期であり、後者は我々の生きている現在の日本のルーツだからである。日本史の変革期としてはこの2つに勝るものは無いであろう。

蘇我の娘の古事記 この本は前者の時代を背景として、古事記の成立をロマンスに仕立てたものである。中大兄に打たれた蘇我入鹿の娘が庶民の中でこの時代を生きてゆく、彼女は幼くして盲目になるが、それゆえか庶民の中で伝えられた故事を全て暗記してゆく…。
 古事記のエピソードをあちこちにはさみながら、そして出生の秘密と危機を乗り越えて話は進むのである。(^^ゞ

 古事記には序文が有り、天智天皇が命じて稗田阿礼が聴き集めた古い話を太安万侶が書き記したことになっている。しかし、この序文には後世の偽作説があり、ここを外すと古事記の本文は本当の中身だけになってしまう。しかもかなり文学的だ。一体何時誰がどのようにしてまとめたものか皆目見当がつかなくなる。ここが作者の想像を掻き立てたところであろう。(^o^)わははは…

 余談になるが、日本の古代史の伝統的な資料は乙巳の変の勝者によって選別され残されたものであり、それ以前の日本の姿は深い霧の中にある。特にその少し前「蘇我馬子と聖徳太子の時代」の真の姿は彼らによって消され都合よく捏造されたものに違いない。ここにも大いに興味が湧いてくる。(^^ゞ
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