早くも秋深し。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
演劇博物館を見学 
2010年03月06日 (土) | 編集 |
 今日はまた雨である。このところ雨が続いて、一日だけ晴れる天気が続いている。
 さて、昨日は早稲田大学に行ったついでに、構内の演劇博物館を見学に行ってきた。坪内逍遙のシェークスピア全集の完成と坪内の古稀を祝って昭和3年(1928)に作られた博物館である。外観デザインはシェークスピアの時代の劇場であるフォーチュン座(1600年ロンドンに創建)のデザインを模している。当時の劇場は木造で「ロの字型」につくられ、真ん中の広場には天井がなく、格安の庶民用立ち見席であった。周囲の高級な観客席は木造三階建てで、中央の広場とその一角に作られた舞台を見下ろす形になる。
 この博物館は正面の中央に屋根のある演劇の舞台が車回しのようにデザインされ、その両脇に入口があ。それを囲むように建てられているのが観客席をイメージした展示棟で、正面に建つと当時の劇場の広場席に立って居る状態をイメージしているのだ。
演劇博物館正面
 内部には、海外演劇の資料や古代からの日本の各種の芸能の資料が展示され、劇場建築の解説も多い。正統派だけではなくストリップ劇場等の公演資料もある。建物本体も味わいのある古い建物だ。詳しいことはホームページで見ていただこう。
演劇博物館内部の廊下
 博物館裏の西門を出ると、坂を下って五分ほどで神田川の岸に出る。向かい岸には、先日訪れた目白台の山があり、水神社の大銀杏がそびえている。先日のコースは早稲田大学に抜けるのもお勧めなのだ。

 なお、演劇博物館の見学は無料である。金土日は無償のボランティアガイドに案内をいただける。今は特別展としてメイエルホリドの演劇と生涯展をやっている。メイエルホリドはロシアの革新的な演劇人でソビエト革命の芸術を推進しており、当時の白黒の舞台写真を見てもその斬新な演出が伝わってくる。しかし、官僚主義のスターリンの粛正により銃殺された(1940)。築地小劇場などの日本の演劇運動にも大きな影響を与えたが、日本の軍国主義の弾圧を逃れた日本の演劇人達が、希望を抱いてロシアに渡り、そこでまたスターリンの粛正という軍国主義的弾圧に倒れたことと併せて気の毒でならない。
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