早くも秋ですねぇ。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
戦争体験の継承
2011年01月13日 (木) | 編集 |
 朝、NHKの番組で、水戸市が戦争の語り部を学校に派遣する事業をしていることを報じていた。その中で記憶に残った言葉、「時間との戦い」「最後の機会」、正確ではないがそういう担当者の気持ちが伝わってきた。
 私の身の回りで、戦争を知っている親父もお袋も鬼籍に入り、日本人が「戦争を知らないこどもたち」だけになるのももうすぐなのだと実感する。
 私も、戦争の経験は何一つ引き継いでいない。親父は岡山の連隊に入ったのだが、要領よく立ち回って内地の軍事教官として、残ることが出来た。その連隊は、その後ビルマのインパール作戦に参加して、生存率4%と言われている部隊ではないかと思う。母は神戸の山道を登って牛乳を買いに行き、飛行機の音がしたので振り返ったら、バラバラと糞のようなものを落としていったという。これはどうもドゥーリットル少佐の率いる日本初空襲の目撃だったような気がする。
 今にして思えば、この世代の体験をしっかり吸収しておけば、私の人生も遙かに経験豊富で有意義なものになっていたと思うのだが、その頃はこれから起こる新しい事件に夢中で、親の話なんか詳しく聞き出したいとは思っていなかったのが悔やまれる。

 さて、何処の国でも、戦争体験は被害者の立場で語られる。日本は、沖縄を除いて、本土への上陸作戦がなかったし、戦後はアメリカの友好国になっているので、戦争は自分たちの悲惨さだけが強調されて、敵の姿は見えていない。しかも、現在の繁栄をアメリカに依存しているので、教育はアメリカ批判にならないように配慮がされている。しかし、中国や朝鮮では、目の前に現れて殺戮をほしいままにした日本人への怨嗟を抜きに、戦争体験が語られることはないだろう。
 日本人は、このことにあまりに無関心である。相手の心の奥を知らずに、表面的な友好を深めていっても、思わぬ所で手厳しいしっぺ返しに合うことは予想しなければならない。
 平和のために日本の政府が取り組まなければならないことは、まだまだ沢山あるのだ。
関連記事

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック