瓢鯰亭日乗

一気に暑くなりましたね。 のらりくらりの毎日ですが、元気にがんばっております。

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文庫本の日記帳@新潮文庫

DSC06808.jpg  このマイブックという文庫本、実は日記帳である。
 れっきとした新潮文庫の一冊なのだが、自分が著者になって、一年かけて一冊を作り上げていくというものだ。扉や奥付などは新潮文庫そのものであり、著者名は空欄で、著者の近影には、自分の写真を張り込むようになっている。(^o^)わははは・・・
 もう10年以上毎年作られているので、安定した定番商品になったようだ。何よりも価格が安いので、日記の入門編としては惜しげがない。400頁ちょうどあって税抜き324円である。一日一頁の無地頁なので、文字を書くのか漫画を描くのか、はたまた記念物を貼り込むのか、自由勝手なところが創造力を刺激する。
 あくまで印刷物の様式だから、紙質は印刷用なので、万年筆ではインクを弾いたり裏抜けしたりする。ノートのようにはパタンと頁は開かない。欠点は多いが文庫本にいたずら書きをするつもりで、油性のボールペンで大胆に書くべきだろう。
目次と頁が表示されている。月の初めは左頁で章立てになっている。
 この日記帳の良いところは、目次も頁表示もあるところだ。日記としてではなくて単なる雑記帳として使っていても、「163頁参照」などという文章が書けるし、日付があるので、10年日記にして、だんだん埋めていくというのもありかも知れない。
 ポケットに放り込んでおいて、とにかく汚していけば、一年経てばこれは結構宝物になったりするのだ。(^o^)わははは・・・

 さて、この様な文庫本日記はリーマンショック以前には幾つもあったのだが、現在残っているのは、他にはちくま文庫と集英社文庫である。前者は見開き一週間の手帳だし、後者は日付のないノートだ。本格的な一日一頁の日記として、この新潮文庫が残ったのは、企画デザインに大貫卓也という、しっかりしたプランナーがついていたからであろう。
 この本の欠点といえば、じつは文庫本のセオリーどおり縦書き右開きであることだろう。多くの人は横書き左開きでノートをつけるので、これは多くの人にとって敷居が高いのだ。しかし、他の文庫日記は横書きに変更した後姿を消している。消費者ニーズに合わせてコンセプトを、くるくる変更しているうちに、その本ならではの存在根拠を失ってしまったとしか思えない。頑固に当初のコンセプトを続けていることが、購買者の信頼をかちえて、十年存続できた理由ではないかと思うのだ。

 仕事のスケジュールを詰め込んでいくスケジュール帳ではなく、ちょっと息抜きの時に、楽しいことを思い出して忘れないようメモをする。そんな使い方をしてみませんか。
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