瓢鯰亭日乗

一気に暑くなりましたね。 のらりくらりの毎日ですが、元気にがんばっております。

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田中好子さんの死去を悼む

 田中好子さんが亡くなった。自分より若い人が亡くなると、毎度の事ながら、ちょっとドキッとする。
 田中好子さんは、吉永小百合さんと同じような、見ていて気持ちが安らぐような得難い天性の個性を持った役者さんに育っていたので、大変残念だ。
 正直言って、隠れスーちゃんファンである。(^^ゞ

 当初NHKの歌謡番組のマスコットガールとして、三人が選ばれたときは、NHKの品格も落ちた物だと思った。さらに番組の中でキャンディーズの名をもらい、歌まで歌うようになって、正直言って素人の女の子の学芸会ではないかと腹が立ったものである。
 その後、オリジナルの曲をもらってデビューした頃には大分まともになっていて、最年少でメインボーカルのスーちゃんは可愛く、声も悪くはなかった。しかし、音楽性は今ひとつで、とても一流になるとは思わなかった。
 しかし、年配の伊藤蘭がスーに変わって、メインボーカルに座ると、意外や意外、パンチが出て音楽的に聴かせるグループになったのである。スーは素人っぽさが抜けなかったが、ランやミキはそれなりに訓練ができていたのであろう。
 イメージチェンジ後の「年下の男の子」は、実に良かった。一気にトップグループになったのである。

 この三人はある意味アイドルにあこがれて、そのマネをしていたら、いつの間にかアイドルになってしまったという感じで、本当にアイドルになる決意があった訳ではなかったのであろう。お互い、あるいは関係者に迷惑をかけないように頑張っていただけなのだ。その意味で「普通の女の子に戻りたい。」というのは、びっくりはしたが、実に素直に感じられた。

 キャンデーズ解散後、三人の中で、どう見ても一番要領が悪そうだった田中好子が役者になったとき、その存在感が大きいのに驚いた。やはりこれは天性の魅力なのであろう。役者は何でもやらなくてはならないのだろうが、何をやってもその人ならではというもの大切だ。素人っぽさが無くならないというのも非常に大切な個性だったのだ。

 思い切って、普通の女の子に戻って、改めて自分の立ち位置を見つけ出した田中好子の生き様は見事だったといえるのではないか。
 それにしても惜しい人を亡くした。黙祷。(_ _)
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