早くも秋深し。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
南三陸町へゆく 
2011年07月01日 (金) | 編集 |
 津波被害の南三陸町へ行ってきた。
 一応、土木・造園・建築・都市計画の分野で仕事をしてきたてまえ、映像で見るだけではなく、身体で空間的に掴んでおく必要を感じていたからである。被災地の現状を知ると少々気が引けるのだが、遠くで同情だけしているよりは、良いだろう。(^^ゞ
 9:08東京駅発の東北新幹線で12:02くりこま高原駅に着く、駅レンタカーの軽自動車を借りて、約1時間で南三陸町だ。北上川を渡り低い丘陵地帯を越えて、谷間の道を下っていくと、突然森の中に、漁船や建物の残骸が現れる。海がこの谷間の奥まで、なだれ込んでいるのだ。そこから数百メートル行くと森が尽き、何もない平地が現れる。海まではまだ遠いが、全てなぎ倒され流されているのだ。背筋が寒くなる瞬間である。
 そう!!本当に無いのだ。
 平地から見えない丘の上の住宅こそ残ったが、平地には家一軒として残っていない。コンクリート造りの大きな建物が廃墟となって、はるか遠くに数棟残ってはいるようだが。

 中心部の南三陸町の役場、通称「防災庁舎」に寄る。鉄骨のみが残された。
 屋上には30人ほどが逃げたが、建物上部にそびえる無線のアンテナにしがみついていた町長以下10人程のみが助かったそうである。
被災した南三陸町の防災庁舎
 写真の奥に山並みが見えるが、私の車はあそこから町に入ってきた。あの山並みまでの全ての土地が津波で洗われてしまったのだ。
 2時間ほどいて、3時過ぎから別の道で帰路についた。山を越えた途中の、北上川のほとりの登米は東北の明治村と呼ばれる明治建築の宝庫だが、このあたりも屋根瓦が飛びマンホールが浮き上がっていた。4時半に車を返し、5時前に再び新幹線に乗る。やや興奮している。

 今回は大人の休日倶楽部4日間乗り放題13,000円の切符と付随する駅レンタカー6時間込み込み4000円を使用したので随分安くついた。(^^ゞ
 7月はじめ(平成23年7月9日~平成23年7月18日)には、一日JR東日本線乗り放題一万円の切符(JR東日本パス)とレンタカー3500円/日もあるので、若い人もどこかの被災地を訪れると良い。やはり身体で知らなければいけない世界があるのだと思う。
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コメント
この記事へのコメント
行ってきました
●同じ頃ですな。私も7/1~3にやっと現地を見ることができました。初日はレンタカーで仙台周辺・名取から松島まで。2日目以降チャーターバスで岩手県を北上、陸前高田から普代村まで。石巻・女川・南三陸・気仙沼を残してしまいました。
●感じること多々なれど、まとまった感想になりえず。同行者との報告書割当稿の〆切まで1週間、自分の内面ごと見つめてみます。
●ただ言えるのは、防御対策にせよ今後のまちづくりにせよ、一律のものにはなりえないこと。東京でガタガタ議論している間に、手分けして現地に入り、地域ごとの取り組みを知ってやっと意見表明できるような気がします。
2011/07/05(火) 09:19:40 | URL | Maco #mQop/nM.[ 編集]
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