瓢鯰亭日乗

一気に暑くなりましたね。 のらりくらりの毎日ですが、元気にがんばっております。

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肩胛骨の謎 2

 肩こりに悩む人の中には「なんで肩が有るのだ」と思う人もいるかも知れない。肩がなければ肩こりもないというわけで、多分魚には肩こりはないだろう。
 肩が何故あるかと言えば、これは手があるからで、手を自由自在に使うための、重要な拠点が肩であり、腕を大きく動かせるのは肩胛骨の大胆な動きがあってこそだ。
 では、手はどのようにして、出来たのであろうか。

 人間が知能を身につけたのは、前足が手になり、手を使うことで、頭脳が発達したと聞いている。4本の足は生物が海から陸へ上がったときに必要だった。いや、足が有るものだけが陸へ上がることが出来たのだ。
 細かいことを省いてしまうが、生物の発達を調べると、我々の手は実はエラが発達したものらしい。肺を作ることにより、不要になったエラが手になったらしいのだ。もともと頚のところにあったエラが泥水をかき分けて歩く道具になった。上陸の準備が出来たわけだ。
 (ここでは「頚」と書いておく首では頭も含む場合があるからだ。)
 しかし、前足が頚にあったのでは、重力に抗して身体を支えるのに不便なので、重量のある胴体の外側、肋骨の上に移動してきたと言うわけだ。
 エラが無くなって、細くなったところが頚で、自由に動かせる頚が出来たおかげで、動物は周りを見るのがとても楽になった。一石二鳥というわけだ。(^o^)わははは・・・

 だから、手を動かす神経は首の骨から出て肩を通る。首や肩に異常があると手が痺れたり、痛んだりもする。
 また、我々が叱られたとき「首をすくめる」と言うが、我々の首は縮める機能を持っていない。実は肩胛骨を筋肉の力で持ち上げ、もともとのエラがあった場所に還しているわけだ。危険を感じたとき身体をなるべく小さくする方法なのであろう。

 調べてみると肩というのは良くできていて、実に大したものなのだが、それだけに繊細で故障しやすい。
 そして、細くなった頚は、重い頭を載せて人間の最大の弱点になったのである。
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