早くも秋深し。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
ノーベル賞へのリーダーシップ 
2012年10月18日 (木) | 編集 |
 2012年のノーベル生理学・医学賞は、様々な種類の細胞に変化できるIPS細胞を作製した京都大学IPS細胞研究所長の山中伸弥教授と英国のジョン・ガードン博士に贈られることになった。
 山中教授は、マウスのIPS細胞作製を報告した2006年の論文発表からわずか6年での受賞で、研究がまだ社会的効果を発揮していない段階での異例の受賞と言える。

 山中教授の出演したテレビ番組を見ていて気が付いたことなのだが、研究の今後について触れる中で、そこに従事して成果に貢献している人たちの将来を保証できる仕組みを作って欲しいという発言の多さだった。正直6年前の論文発表の時には、この成果は将来につながるので、国を挙げてのバックアップが絶対必要だという、我田引水的発言が多くて、ちょっと生意気に感じたのだが、ノーベル賞という一応の成果につながった今回は、自分の成果は、他の研究者の積み重ねた成果の引き継げたおかげで、チームの中でも多くの人が独創的なアイデアを提供してくれたことを紹介して、周囲に花を持たせていた。そのうえで現在の研究所の体制は時限的なものであり、あと数年で多くの人が契約切れになってしまう。この成果をあげている人たちに報いることが出来るようにして欲しいと、何度も言っていた。

 なるほど、このひとは日本的なリーダーなのだなと強く思った。自分だけで考えるのではなく、多くの人の長所を生かして、研究成果に取り入れ、みんなが幸せになれるように考える。だからこそ、多くの智慧が、ここに集まってくるのであろう。発言から山中教授の願いが切に感じられた。
 最近の日本の職場では、結果的にはドライなリーダーシップばかりが横行しているようだが、どうも空回りしているようだ。今までのノーベル賞受賞者の人となりを見ても、成果を挙げるところには、いつでもこういう人格的リーダーシップが存在していると感じるのである。

 さて賞金は800万クローナ(約9500万円)は2人の受賞者で分けるらしいが、以前はノーベル賞の賞金はものすごい金額と感じたのだが、今回はずいぶん少なく感じる。リーマンショック後の金融危機でスエーデンクローナは暴落したと思うし、歴史的円高で金額的にはずいぶん目減りしたんじゃないだろうか。(^o^)わははは・・・
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