毎日雨ですねぇ。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
このデフレは資本主義の本質だ
2013年03月22日 (金) "
 安倍内閣はインフレターゲット政策を掲げて、経済回復を図ろうとしている。この目標自体は私も以前から必要だと思っていた。しかし、この政策が上手く行くかどうかは別の問題だと思う。というのは安倍内閣が実際にやろうとしていることは、これまで自民党が20年やって上手く行かなかった政策だからだ。目標だけ変えれば、結果がついてくるほど世の中は甘くない。(^o^)わははは・・・

 資本主義は企業による生産性向上の競争から成り立っている。労働力を買って商品を作り、そこに含まれる利潤を最大にして、肥え太る者が生き残る。その過程で労働力は買いたたかれざるを得ない。買いたたかれた労働力の売り主である労働者は、自らの生産した商品を購入するだけの賃金を得られず、大量生産された商品は売れなくなって企業は倒産し、労働力はより安価になる。

 このようにして最終的に恐慌が起こることは、すでに19世紀にマルクスが喝破していることである。その後の経済学者も、これを前提にして、どうしたら経済のコントロールが可能になるかを研究し、経済政策にしてきた。しかし、結局は経済の破綻は何度も起こった。小手先で本質を変えることはできないのだ。

 さて、今の日本のデフレは日本人の勤勉さが生んだデフレだと思う。低下する賃金に対応して、安くてよい品を売る産業が発展しているのだ。高成長している企業は「安い・旨い・早い」のサービス産業なのである。
 かっての日本の主要産業は製造業であり、輸出で大きく稼いでいたが、その結果が円高である。安く作った自動車を海外で高く売れば、儲けは出るが、結果として価値のある円が輸出先に対し相対的に高くなる。
 国内では、生産性が上がると労働者を必要としないから、第二次産業である製造業の従事者は減り、第三次産業のサービス業へ労働人口は大きくシフトした。ところが、サービス産業では、製造業のような生産性の向上は無理であるから、製造業に比べて低賃金で非正規雇用が常態化している。だから賃金が上がらず安い商品が蔓延して、「デフレ地獄」と呼ばれる状態になるのである。

 しかし、恐慌に至らず、デフレ下でも、なんとか経済が回っているのは日本人が協調的で温厚だから、人間的なルールを守り解雇も最小限に抑えて、器用に破綻を回避しているのではないだろうか。

 今年の春闘では、この問題に直面しているサービス産業からは、経済回復のためにベースアップの回答が出てきている。しかし、古い頭の製造業は、莫大な内部留保を温存しながら、賃上げはまだ早いと考えているようだ。

 安倍内閣は、輸出産業を回復させてから、国内景気の回復を図るという従来通りの考え方を捨て、まず国内景気の回復を、労働者の購買力の回復という手段で考えるべきである。
 日本は既に欧米諸国と同じ先進国であり、輸出国から輸入国への転換が始まっている。それぞれの国の文化に根ざした付加価値の高い製品を相互に融通する大人の国家にならなければならない。
 それには国民が豊かになって、他国の人が羨ましがるような自国向けの商品を作り出さなければならないのだ。
 国民が貧乏に耐えながら、他国のための良質な製品を作って売る時代は、すでに30年前に終わっていたことに、気づかなければ、失われた20年からの脱出はならない。(^o^)わははは・・・

 さもないと、デフレどころか、国家経済破綻によるスーパーインフレが数年先には始まるかも知れないぞ。.....ヘ(;゚゚)ノ
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