毎日雨ですねぇ。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
聖林寺@奈良
2013年04月04日 (木) "
 阿部文殊院を出て、野中の道を聖林寺に向かう。阿部寺跡を経て30分程だ。聖林寺は古刹ではない。地域に結びついた小寺である。しかしここには国宝十一面観音像があるのだ。明治20年アーネスト・フェノロサと岡倉天心が狩野芳崖をともなって、調査に訪れこの仏像を見て激賞した。かれらは大切に管理してくれと、非常持ち出し箱をかねた厨子を寄付して帰って行った。

 この観音像はもともとは歴史有る大御輪寺の御本尊であった。大御輪寺というのは神仏習合時代の三輪神社の神宮寺である。三輪神社と言えば、日本でも最古と言っていい神社だが、これを管理していたのが大御輪寺であった。ところが明治維新に神仏分離令がでると、廃仏毀釈の暴動が起こって大御輪寺は完全に破壊されてしまう。その直前にこの仏像はこの小寺に避難してきていたのである。
 その時の住職が大御輪寺からきていた人で、大八車で野中の道を引いてきたそうである。おかげでこの美しい観音様に我々は対面できるわけだ。

 十一面観音像は、寺の裏山に作られたこの仏だけのための収蔵庫で対面できる。入口の重い鉄扉を閉めて、ガラス越してはあるが一対一で、ゆっくりと鑑賞させていただいた。贅沢な時間であった。(^o^)わははは・・・
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