ユニクロまでがブラック企業に

 最近「ブラック企業」という言葉の使われ方が違うとは思っていた。暴力団の息のかかった企業から、若者を食いつぶす悪徳企業へと変わったようなのだが、まさかユニクロまで、そうなっていたとは。(ToT)

参院予算委員会での質問 13分14秒 


 ユニクロでは新卒の3年後の離職率が50%なんだそうである。病欠の42%が鬱病などの精神疾患なのだ。4月に入った新卒に猛勉強をさせて、9月には全ての責任を持たせた店長をさせる。育てると言うより、実務の中ですりつぶし、人間性の崩壊をもたらす過酷な業務を強いているのだ。
 以前からこういう働き方が問題になっていて、コンビニ店長や居酒屋店長の名ばかり管理職が問題になっていたことはあるが、それが世界企業たるユニクロの新卒者にまで広がっていたとは驚きである。

 ユニクロの柳井正社長と言えば、一代で家業の呉服屋を世界企業に仕立てた苦労人で、よく勉強もしている人で、ドラッカーのマネジメントが話題になった頃は、経営哲学としても人間性を大切にする発言をしていただけに、衝撃的である。
 思うに彼も、最近のグローバリズムの波に乗ろうと、勉強をしすぎたのであろう。「世界同一賃金」などと言う構想をぶち上げている。これは「店長候補として採用した全世界で働く正社員すべて」と役員の賃金体系を世界で統一する構想で、すでに役員や上級部長らには実施し、今後は一部の店長まで広げるという。
 グローバル企業であれば、高給の役員が同一賃金なのはわかるが、新卒の若者まで同一賃金とはどういうことか。結局は給料の高い方は先進国に会わせ、低い方は低賃金の開発途上国に合わせることになるだろう。世界各国で生活水準が違うのだから、生活費に当たる給料は違って当たり前なのにである。
 これは、柳井氏の独創ではない。グローバル化を推進する経営者や御用学者のごく普通の考え方である。現に今安倍内閣が第三の矢として発射しようとしている成長戦略には、国際企業が日本に立地できる条件として、海外の状況に合わせた雇用形態の自由化が検討されているのだ。

 しかし、私が就職をした頃などは、新人など使い物にならんと言われて、一年や半年はまともな仕事をさせて貰えなくて、ずいぶん不満だったのだが、今考えればいい時代だったのか。(^o^)わははは・・・

最後に質問をした山下芳生氏の質問後の感想を載せておこう。6分42秒
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