暑くなってきましたね。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
はだしのゲン閉架の真の目的
2013年08月25日 (日) "
 松江市教委が、図書館を持つ市内の小中学校49校に要請して、漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を行っている件では、市教委事務局が幅広い意見聴取をせず、独断で学校現場へ閲覧制限を要請したことが明らかになっている。

 多くの報道では、被爆の実相を伝えるという視点で、問題にされているが。この視点では正しくない。発端は、はだしのゲンの中にある中国における日本軍の残虐非道ぶりを描いた部分に対する靖国皇国史観からの批判に対して、行政が迎合した結果なのである。これは現在の日中関係を基礎にした現在進行形の政治騒動なのだ。


  2012年8月、学校図書館から「ゲン」の撤去を求める市民の陳情が市議会に提出されが、陳情は「ありもしない日本軍の蛮行」「国歌に対しての間違った解釈」を指摘。「間違った歴史認識を植え付ける」と訴えていた。これに対し審議の結果、松江市議会は同12月、陳情を全会一致で不採択とした。

 この不採択を受けたうえで、教育委員会事務局が教育委員会にも諮らずに、教育委員長の要請として、校長会ではだしのゲンを閉架にするように指導したのである。

 この流れを見ると、学校図書館からはだしのゲンの撤去ができなくなったので、当事者として批判されていた教育委員会が、陳情とは別の「教育的配慮」という趣旨を発案して、陳情勢力の批判を受け入れたことがよく判る。そして要請なら、判断は現場の図書館の責任になると踏んだのであろう。(怒!)

 行政が、議会という正々堂々とした議論の場で、正面突破ができない否定された案件を、側面から内々に趣旨を受け入れたということであろう。これは行政の裏取引であって、こういうことで政治が運営されているから、国民は安心できない。


蛇足
 今の安倍内閣も、正々堂々とした憲法9条の撤廃が容易ではないので、改憲要綱の96条改正を突破口にしようとしているし、それも批判が多いので、内閣法制局の長官に、集団的自衛権行使に前向きな小松一郎前駐仏大使を起用してきた。外務省出身者の内閣法制局長起用は異例で、これは自民党がみずから作り上げてきた法解釈を反古にしてでも、戦争をできる体制を早期に作り出そうと焦っている様子が見て取れる。

 このあたりの流れを見ていると、戦後70年になろうとしているのに、いまだに日本に議会制民主主義が定着していないことを感じる。そして高級行政マンが国を救う信念の人ではなく、便利屋に堕している日本の現状も。(ToT)
<資料>閉架を要請した前教育長の弁解 中国新聞
<資料>窓口に来た陳情者はこういう人 yuotube動画
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