暑くなってきましたね。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
筋論と御都合主義
2014年06月06日 (金) "
大飯原発運転差止請求事件判決要旨を読んだ。

判決は、大飯原発について「そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で切迫した危険と評価できる。このような施設のあり方は原子力発電所が有する前記の本質的な危険性についてあまりにも楽観的といわざるを得ない。」とのべ、被告の主張について、「被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。」と述べている。

久しぶりに筋の通った名文判決だと思った。
最近の日本は筋の通らない話が平気で横行しているが、民主主義を確保し、合意を形成するには、筋を通すことが必要である。
しかし、筋とは別に硬いことでも、恐ろしいことでもない。もともと芝居のストーリーのことである。話の筋が通らなくては、結論に合点がいかない。

筋の通らないストーリー展開を「御都合主義」という。それまでの設定や伏線を無視し、後付の設定や偶然などを用いることで、都合よくストーリーをまとめる技法を指す。ある結論に到達するためには、なんても許されるのが「御都合主義」である。(^o^)わははは…

今の日本はほとんどが既定路線を擁護する御都合主義である。特に政治はひどい。
説明責任などと大声をあげていた人が、自分が追及されるとさっさと雲隠れである。自助努力とか、痛みを分け合うと言いながら、政党助成金はガッチリ確保して、あまつさえ不法な政治献金も戴いている。国民自体も自己都合で物事を考えているから、ついつい自分と発想の似たような政治家をいい人として選んでしまうのであろう。しかし、物分かりの良い自分を恥じて、はじめて思想というものが出てくるのだろうと思う。

さて、この判決を現実的ではないと批判することは容易いが、それが「本当の現実を無視し自分に甘いご都合主義」でないかは、しっかりと確認してから発言した方がよいであろう。(^o^)わははは…
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