現代の戦争に銃前も銃後もない

 国会で安保法制の議論が白熱している。ネットの時代になって国会の各種委員会の議論も含めて、その気になれば逐一議論の様子を追えるようになった。つまらぬ議論も多いが、見ごたえのある物もあり、忙しい国民も、たまにはYOUTUBE等の録画を見るべきであろう。(^^ゞ

 安倍首相の答弁を見ると、この人は本当に議論の出来ない人だと思う。なにしろ、結論ありきで、誤魔化しと強弁で乗り切る事しか考えていないようだ。(ToT) 「まさに…まさに…」と強調用副詞の大安売りである。

 さて、彼のロジックは「安全な後方支援(兵站)」だから大丈夫ということで、押し切るつもりらしいが、明治時代の戦争じゃあるまいし、後方が安全なんてことはあり得ない。第二次世界大戦の日本の敗北は兵站を無視して戦線を拡大したことにある。兵站に当たる民間からの徴用船舶を次々に沈められ、前線は孤立し、戦死者よりも餓死者の方が多いと言われたのが日本の戦争である。兵站こそ戦術の要である。しかも、当時アメリカ軍はサイパン島から前線も補給線も飛び越えて、本土空襲で勝敗を決したわけで、戦争に銃後は無いのである。
 強固な敵陣地をたたくよりも、伸びた補給線で待ち伏せをするのが、地元のゲリラ部隊がまず考えることである。更に現代では9・11の如く相手国内での心理戦に持ち込まれることも稀ではない。余計なことに手出しをすれば、その同類とみられて反感を買い、新たに戦線を拡大するだけである。

 しかも、暖房用の石油が国家の死活問題だという平和ボケした論理が、相手に通じるとはとても思えないのである。(^^ゞ
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