日陰の庭の茗荷畑

 我家には小さいながらも茗荷畑がある。0.4×1.6m程の日陰地である。茗荷は日陰の湿地が好きで、他の物が育たないような場所で良く育つ。この時期は数日ごとに10個以上の収穫があるので、薬味だけでは使いきれない。とはいえど、食べてこれ以上物忘れがひどくなっても困るのである。(^o^)わははは…
 茗荷は柔らかい地面の浅い所に地下茎を縦横に伸ばして、広がっていく。この地下茎が本体のようなもので、地上部は葉だけが顔を出しているようなものだ。根がはびこると初夏に一気に伸びて地面を覆い他の植物の進出を許さない。冬になれば、栄養を地下茎に取り込んで、地上部は抜け殻のようになって溶け、カサカサに萎れてしまう。育てるコツは、地下茎の好む、しっとり柔らかい涼しい地面を用意してやることである。
 この時期は梅雨の雨水をもらっているから、写真のような藪になって、庭の通路をふさいで広がり、元気いっぱいである。

    茗荷
 しかし、問題は梅雨開けである。、真夏になると水切れを起こして、この藪が一斉に倒れてしまう。水をくれてやると幾らでも吸い込んで、終わらない。育てる手間はいらぬが、庭にあると厄介なのである。それでも収穫があると言うのはうれしいのだ。

 この辺りはもともと茗荷が生えていた。江戸時代は新宿区早稲田や文京区茗荷谷などから、市中に茗荷を供給していたようだ。神田川などに面した北向きの緩い斜面は、茗荷の生育に適した良い産地だったのである。
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