早くも秋ですねぇ。 のらりくらりの毎日ですが元気にがんばっております。(^^ゞ
笹子峠と笹子雁ケ腹摺山を歩く
2015年12月21日 (月) | 編集 |
 東京と甲州を結ぶ中央道は、昔はかなり山深い里であった。笹子にそびえ立つ長い山脈は交流を阻む高い壁だったのである。明治36年に鉄道の笹子トンネル(単線)が掘削されるまでは、全ての交易品は人の背に負われて、標高1096mの笹子の峠を越えていた。
 現在では鉄道のほか、高速道路や甲州街道など沢山の長大トンネルがここに集中して山の下を穿っている。
 この忘れられた古い街道を歩いて、昔の笹子峠を超えるとともに、ユニークな名前で気になる笹子雁ケ腹摺山を歩いてみようと思った。(^^ゞ

笹子峠と笹子雁ケ腹摺山

 高尾駅を8時44分の列車で出ると、中央本線笹子トンネル手前の笹子駅は9時38分である。
 甲州街道に沿って歩いて1時間弱で、新笹子トンネルへ向かう国道20号線と別れて、旧国道に入る。さらにここから離れて、川沿いの古道を歩いて、笹子峠に向かう。

 途中に、明治13年明治天皇が全国行脚の途中休んだ茶店の跡がある。当時は天皇も輿でこの峠を越えたのだ。その先には老木「矢立の杉」があり、その先で再び車道歩きに戻って、笹子峠のトンネルには昼についた。この上が本当の笹子峠である。
 12時17分最低鞍部の笹子峠に至って、さらに斜面を這いあがるようにして、笹子雁ケ腹摺山に至る尾根にとりつく。尾根を越えているJRの送電線のところからは、尾根筋の他に新道という巻道が斜面を走っているので、これを利用してコースタイムを稼ぎ、1357.7mの山頂到達は13時38分であった。朝は快晴であったのだが、すでに雲が出始めていたのは残念であった。しかし、富士山や八ヶ岳、南アルプスの山々は良く見えた。

 この雁ケ腹摺山と言う名前、渡り鳥が山越えをする際、周囲より標高の低い尾根で、上昇気流の起こる場所を選んで飛んでいくことから、名が着けられている。この尾根で飛ぶのに疲れた雁が腹をするというのである。そして人間はこの尾根に隠れて待って、雁が来たとき二股の棒に網を張った物を投げて、渡り鳥を絡め捕る猟をしていたのだろう。

 さて、14時10分山頂を出て、巻道を戻り、先ほどの送電線の分岐から、この送電線に沿って、笹子トンネル西の甲府側の駅「甲斐大和」へ下る。落ち葉の積もった長い尾根道である。落ち葉と霜柱で路面か見えず、かつ滑るので一苦労だ。秋の日は釣瓶落としで、15時42分にようやく人里に出たころは、日は周囲の山の端に落ちていた。16時15分甲斐大和駅に着き、特急をやり過ごすためにしばらく止まっていた高尾行電車に運よく間に合い帰途に就く、高尾着は17時15分だった。

 これまで小仏峠蓬峠(清水トンネル)、笹子峠と著名な鉄道トンネルをまたぐコースを歩いてきた。それは駅から便利なハイキングコースだからに他ならないが、すると「丹那トンネル」が気になってきた。(^^ゞ
 東海道線の熱海駅から函南駅だが、「あれは海沿いで単なる岡だから、歩いても面白くはないのかな」等と思案が始まっている。

【追加情報】
 笹子駅前にバス停があった。 朝9:02に、大月発で笹子峠登山口の新田集落行のバスが通る。これを利用すれば一時間の国道歩きが短縮できる。再訪のためにメモしておく。
 なお笹子雁ケ腹摺山へは、国道から旧道に入る新中橋下車で、目の前の墓地から直登のルートがあり、こちらも併せれば大幅な時間短縮が可能だ。
 国道20号の笹子駅入り口には昔懐かしい名物笹子餅のみどりやがあり、朝7時から開いている。登山のお供にどうぞ。
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